6.元請け下請け業者とは

建設工事は、土木・建築とも多様な工種で構成されるのが普通です。
 よって、一社でそのすべての工種に対応する工事能力を揃えることは非常に難しいでしょう。
 そのため、建設工事は、得意とする工種を持つ業者が複数集まって行うのが普通です。
 
 元請け業者とは、発注者から建設工事を直接受注する業者のことです。下請け業者は、元請け業者から工事を受注する業者になります。
 また、下請け業者がさらに下請け業者に発注もするため、元請けから受注する業者を1次下請け、それ以下、孫ひ孫と段階により2次下請け、3次下請けと呼ばれます。
 日本独自の建設産業の多重構造というのは、総価請負い契約制度と、右肩上がりの時代が長かったために構成されましたが、建設コストの観点でいうと、中間層が多いことはあまりよいことではありません。

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